整える時間と使い方｜石と過ごす、小さなルーティン集

RITONAL の「整える時間」の考え方

「整える時間」という言葉には、どこか特別なイメージがあるかもしれませんが、 RITONALの整える時間は、もっと日常的でやわらかいものです。

大切にしているのは、たった3つ。

1. 時間と場所を、少しだけ区切ること
2. そこで感じたこと・願いを、言葉や呼吸で見つめること
3. 終わりの合図を決めて、日常に戻ること

石やキャンドル、ノートは、そのための「スイッチ」のような存在です。

この小さな3ステップのまとまりが、 あなたなりのリトライムであり、わたし仕度になっていきます。

基本の3ステップ

どの整える時間も、次の3ステップをベースに考えています。

Step 1. 整える

• 深呼吸を3回する
• スマホの通知を一時的にオフにする
• 石を手のひらに乗せる、テーブルの上にそっと置く

まずは、「今ここ」に戻ってくるための準備をします。

Step 2. 願い・気持ちを見つめる

• ノートに今日の気持ちを書く
• 「今いちばん大事にしたいこと」を一行で書いてみる
• 言葉にするのが難しければ、ただ石を眺めながら呼吸してもOK

正解を出す必要はありません。 ただ、「今の自分」の声を、少しだけ聞いてあげる時間です。

Step 3. 閉じて、日常に戻る

• 石に「ありがとう」と心の中で伝える
• ノートを閉じる
• 深呼吸を一度して、次の予定に戻る

この「閉じる」動作を入れることで、 整える時間と日常の時間の切り替えが、少しだけスムーズになります。

シーン別・小さな整える時間のアイデア

ここからは、シーンごとの具体的なアイデアをいくつか紹介します。
気になるものを一つだけ選んで、今日のリトライムにしてみてください。

朝の3分ルーティン ― 「今日の自分」を選ぶ

1. コップ一杯の水を飲んだあと、石を手に取る
2. 目を閉じて深呼吸を3回
3. 「今日はこんな一日にしたい」という一言を心の中で決める
   （例：落ち着いて話す／自分のペースを大事にする／楽しむ、など）
4. その言葉と一緒に、石を身につける or ポケットに入れる

むずかしいことはしません。 「今日はこうありたい」と決める、小さな宣言の時間です。

夜のリセット時間 ― 今日を手放して、眠りにわたす

1. お風呂上がりや寝る前に、石のアクセサリーを外す
2. やわらかい布で軽く拭きながら、 「今日いちにち、よくがんばったね」と心の中でつぶやく
3. 今日、いちばん疲れたこと／うれしかったことを、それぞれ一つ思い出す
4. 石を決まった場所に置いて、深呼吸をしてから布団に入る

石に「今日の荷物を預ける」ようなイメージで、一日を手放していく時間です。

新月の願いノート ― はじまりに、静かに宣言する

1. 新月の前後24時間のうち、落ち着ける時間を選ぶ
2. 石とノート、ペンをテーブルに用意する
3. 「これからこうなっていきたい」という願いを、箇条書きで3〜5個書き出す
4. 書き終わったら、石をノートの上にそっと置き、深呼吸を3回する

願いは、誰かに見せる必要はありません。 「自分に対しての宣言」として書いてみてください。

満月の手放しジャーナル ― もういらなくなったものを手放す

1. 満月の前後24時間のうちに、静かな時間をつくる
2. 今日まで頑張って握りしめてきたけれど、もう手放してもいいかもしれないものを、 ノートに書き出す
   （考え方、癖、人間関係、働き方…なんでもOK）
3. 石を手に持ちながら、「これまで守ってくれてありがとう」と心の中で伝える
4. ノートを閉じて、深呼吸をしてから日常に戻る

燃やしたり破ったりする必要はありません。 「手放すと決めた」という事実だけで、少しずつ風向きが変わっていきます。

整える時間に向いているアイテムたち

整える時間のときに、必ず用意しなければいけないものはありませんが、

• 石（ブレスレット・ルース・さざれなど）
• ノートとペン
• 小さなキャンドルやお香
• お気に入りのマグカップのお茶

などは、整える時間を少しだけ「特別なもの」にしてくれます。

「これを出したら、自分の時間の始まり」
という合図になるアイテムを一つ決めておくのもおすすめです。

はじめて「整える時間」をつくる方へ

最初から完璧な形を目指す必要はありません。

• 月に一度、新月の日だけやってみる
• 週に一度、日曜の夜だけ「夜のリセット時間」をする
• まずは 3分だけ、石と一緒に深呼吸する

その程度からで、充分です。

このページの整える時間のアイデアは、少しずつ増やしていく予定です。

気になるものから一つ、試してみて、自分なりのやり方に変えていってください。

それがきっと、あなたにとっていちばん自然な「整える時間」、
そして、無理のないリトライムになっていきます。